シンポジウム「男女共同参画社会は男性を救うのか?」への参加

実施日: 
2013.10.24

平成25年10月24日(木)にウィングス京都で開催されましたシンポジウム「男女共同参画社会は男性を救うのか?」に参加いたしました。基調講演は、京都大学大学院文学研究科 伊藤 公雄 教授が男性を対象とする男女共同参画問題について講演されました。伊藤教授は、まず、日本における男女共同参画の歴史と世界における日本の現状を論理的に説明後、日本社会における男性労働者が置かれている状況-女性の労働市場への参画なしでは男性労働者が置かれている諸問題を克服できない-について述べられました。この理由として、社会は男性中心で構築されているため男性が男性であることを考える場面がないためで、このような特権的待遇に気づくための契機が男性には必要であると講演を締めくくられました。

引き続き行われましたパネルディスカッションでは、ウィメンズカウンセリング京都代表の井上 真耶子 フェミニストカウンセラーとオフィスよしおかの吉岡 俊介 産業カウンセラーの二人のパネリストがそれぞれの活動について説明され、その後ウィングス京都において開室されました「男性のための相談室」についてそれぞれの意見を述べられることから始まり、吉岡 産業カウンセラーから「男はかくあるべき」という意識に取りつかれている男性が多く、なかなか本音を話すことができないと複数の事例を紹介しながら話されました。これに対して、井上フェミニストカウンセラーからは、男性には被抑圧的待遇への「地続き感(自分と同じだなあと思う共通の認識)」があまり存在しないのではないか、そのことが一番の問題ではないかと意見を述べられました。

質疑応答後、パネルディスカッションの座長を務められた伊藤教授から男女共同参画は女性だけの問題ではないと締めくくられ閉会を迎えました。

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