男女共同参画推進のための講演会の開催

実施日: 
2014.10.26

本講演会は、青いバラの開発に成功された、サントリーホールディングス(株)知的財産部の水谷 正子氏をお招きし、滋賀医科大学学園祭実行委員会と共催で開催しました。

水谷氏は、F3’5’H遺伝子(ブルージーン)を持たないバラに他の花のブルージーンを導入し、不可能の代名詞であった「青いバラ」を商品として世に送り出す研究に携われました。その研究開発は、まさしく世界のライバル会社・研究所との競争であったことは、ブルージーンの特許出願が競争となったことにも表れています。最終的にこの青色遺伝子の特許の独占が商品化への勝因となりました。このような厳しい競争にさらされながらの研究開発中に、プライベートでは、3回の出産と育児を経験され、さらに学位も取得されました。いずれも犠牲にされることなく2004年に最初の青いバラが完成し、2009年11月に安全性及び商品的利用の認可が下り、「Applause(喝采)」と名付けられた青いバラが市場に出回ることとなりました。

青いバラの研究開発終了後は、弁理士の資格を取得され、研究開発された商品を言葉で表す弁理士として知的財産権の側面から研究に関わる仕事にキャリアを移されました。弁理士受験中にもライフイベントとして、第4子を妊娠、1次試験終了の1週間後に出産、育児をこなしながら2次・3次試験をクリアされ見事合格されました。氏が、女性研究者のロールモデル的存在である理由は、このように仕事とライフイベントを見事に両立され、さらにキャリアパス・キャリア向上を目指されたところにあります。

今回、水谷氏にご講演をお願いした理由は、この過ごされてきた半生の中にあります。

講演ポスターにあるように、「『ワークライフバランス』といえるほど均整のとれた人生には程遠いですが、非常にスリリングな綱渡りの毎日の中で感じてきたことを、青いバラ開発の苦労話とあわせてお話したいと思います。」どおりのお話を聴かせていただき、感銘と共感を受けた聴衆から出された多くの質問にお答えいただき、閉会となりました。


開会の挨拶

水谷氏による講演

水谷氏による講演

会場の様子

閉会の挨拶
 
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