マスタープラン
滋賀医科大学男女共同参画推進基本計画(マスタープラン)のご案内。
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滋賀医科大学が「地域に支えられ、地域に貢献し、世界に羽ばたく大学」としてその使命を果たすためには、性別や人種、国籍、職種等にかかわらず多様な構成員の一人ひとりが活躍できる環境を整えることが必要不可欠です。本学は、男女共同参画社会基本法の基本理念に基づき、2009年に滋賀医科大学男女共同参画推進基本計画(マスタープラン)を策定し、2011年には男女共同参画推進室を設置してさまざまな取り組みを進めてきました。この間、滋賀県「女性研究者等支援事業」の受託、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業」の採択を経て、種々のライフイベントに伴う課題に直面する構成員に対する支援体制の整備を行ってきました。
学内保育所「あゆっこ」を中心とした育児支援では、病児保育や金曜日の夜間保育の実施、搾乳室の設置など、保護者の要望に柔軟に対応してきました。出産・育児・介護等により研究時間の確保が困難な研究者に対しては、研究支援員配置制度により研究活動を積極的に支援してきました。この制度では、近江商人が大切にしていた「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の精神に倣って、「研究者よし、学生よし、社会よし」の「三方よし人材バンク」を設立し、支援員候補となる本学学部学生を登録して研究支援員として配置しています。また、2016年度には、育児やその他種々の理由により離職している女性医師の医療現場への復帰を支援する研修プログラムとして「スキルズアッププログラム」を開始し、女性医師の再挑戦、キャリア継続が可能となるように整備しました。2020年度からは複数の診療科をローテーションして復帰研修する診療科を決めることができる「プレプログラム」制度、2021年度にはスキルズアッププログラムの2年目から勤務時間を延長できる「アドバンスコース」を設置するなど、さらなる制度の充実に努めています。
コロナ禍を経て、働き方は多様化し、ワークライフバランスに対する意識も大きく変化してきています。2022年度から始まった第3期マスタープランでは、男女の社会的な偏りの是正、ワークライフバランスの実現を一層推進することを掲げています。また、第4期中期目標には、さまざまなライフイベントに直面する構成員への両立支援策を推進することにより、女性の活躍を促進するだけでなく構成員全体の教育・研究・診療活動の持続化を図ることを掲げています。男女共同参画推進室は、これらの目標の実現のため、前任の尾松室長が実施されてきた多くの本学独自の取り組みを滞ることなく進め、さらに多角的な取り組みに発展させていきたいと思います。一人ひとりがその個性と能力を発揮して活躍できるよう、教職員・学生・地域の皆様と一緒に取り組んでいく所存です。お力添えを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
男女共同参画推進室 室長
平田多佳子
2023年4月1日
所属 | 職名 | 氏名 | |
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委員長 | 学長補佐(男女共同参画担当) | 平田 多佳子 |
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生命科学講座(数学) | 准教授 | 川北 素子 | |
小児科学講座 | 教授 | 丸尾 良浩 | |
臨床看護学講座(母性・助産) | 教授 | 立岡 弓子 | |
動物生命科学研究センター | 技術専門職員 | 土屋 英明 | |
看護部 | 副看護部長 | 河上 圭代 |
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医務課 | 課長 | 西澤 美知代 | |
研究推進課 | 課長補佐 | 水上 裕美 | |
薬剤部 | 教授 | 森田 真也 |