2025.3.11お知らせ

令和6年度滋賀医科大学女性研究者賞を授与しました

審査結果

令和6年度は2名の推薦があり、審査の結果、次のとおり受賞者を決定しました。
3月11日(火)、学長より賞状及び副賞が授与されました。

受賞者

内科学講座(糖尿病内分泌内科)  助教  宮澤 伊都子

審査は、副学長を委員長とし、学長補佐、基礎医学、研究センター、臨床医学、看護学の各領域の教員6名を委員とする審査委員会が実施し、審査は、代表論文の独創性や発展性に加え、発表論文、学会活動 及び研究費の取得状況などの研究活動全般についての評価を中心に、教育・診療・地域貢献などによる本学への貢献も勘案し、厳正に行われました。

受賞理由

受賞者は、長年、糖尿病や循環器領域の臨床研究、疫学研究に従事し、着実に成果を積み重ねている。糖尿病性腎症のバイオマーカーの研究では、腎症予後因子を同定するなど、先導的で臨床に役立つ成果をあげた。代表論文では、糖尿病に関するリアルワールドデータを用いて、糖尿病診療の実態を検討し、今後の糖尿病診療の方向性への提言を行った。学内共同研究や、滋賀県、全国規模の研究にも意欲的に取り組み、その成果はエビデンス創出を通じて医療の最適化に資することが期待される。

また、本学附属病院での診療や、臨床実習を中心とする学部教育にも大きく貢献し、滋賀県医師会での活動などを通じて滋賀県の糖尿病診療の向上にも寄与している。研究のみならず、診療、教育の全般にわたる活躍を評価し、令和6年度滋賀医科大学女性研究者賞を授与するものである。

代表論文

  • (論題)
    Annual trends in glycemic control and prescribing patterns in diabetic treatment according to age in Japanese patients with type 2 diabetes between 2012 and 2019 (JDDM 71)
  • (掲載誌)
    Diabetes Research and Clinical Practice 2023;198:110599.

歴代受賞者

歴代受賞者一覧

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