令和4年度は7名の推薦があり、審査の結果、次のとおり受賞者を決定しました。
3月9日(木)、学長より賞状及び副賞が授与されました。
薬理学講座 大野 美紀子 准教授
審査は、副学長を委員長とし、学長補佐、基礎学、基礎医学、研究センター、臨床医学、看護学の各領域の教員7名を委員とする審査委員会が実施し、審査は、代表論文の独創性や発展性に加え、発表論文、学会活動 及び研究費の取得状況などの研究活動全般についての評価を中心に、教育・診療・地域貢献などによる本学への貢献も勘案し、厳正に行われました。
受賞者はメタロプロテアーゼの1つナルディライジンに着目し、その分生物学的作用を精力的に研究されている。代表論文ではナルディライジンが心臓交感神経を制御する分子メカニズムを、しっかりとした研究手法で解明された。本学に着任されてから発表されている論文や学会演題も十分にあり、競争的資金も多く獲得されている。IFの高い雑誌の業績も多く着実に成果を挙げてきており、今後の発展にも大きな期待を寄せられる。
また、臨床医の視点からの薬理学講義、実習にも取り組み、ベストティーチャー賞を受賞するなど、教育面での活動、実績も高く評価できる。 代表論文を含む研究の質の高さ、教育面での貢献度は、滋賀医科大学女性研究者としてふさわしいと考える。