令和5年度は3名の推薦があり、審査の結果、次のとおり受賞者を決定しました。
3月21日(木)、学長より賞状及び副賞が授与されました。
臨床看護学講座(老年) 荻田 美穂子 准教授
審査は、副学長を委員長とし、学長補佐、基礎医学、研究センター、臨床医学、看護学の各領域の教員6名を委員とする審査委員会が実施し、審査は、代表論文の独創性や発展性に加え、発表論文、学会活動 及び研究費の取得状況などの研究活動全般についての評価を中心に、教育・診療・地域貢献などによる本学への貢献も勘案し、厳正に行われました。
受賞者は、代表論文では、兵庫県香美町高齢者コホート研究をまとめ、高齢者における健康診断・フレイル診断の有用性を明らかにした。さらに、糖尿病、ALS、認知症とフレイルの関連を明らかにするなど、フレイル・老年看護学の分野の研究を精力的に進め、優れた研究業績をあげている。研究費の獲得も基盤研究Bの代表が含まれるなど目覚ましい。また、老年看護学の領域長として学部および大学院の教育・研究活動を主導し、大学院生の研究指導や大学運営にも大きく貢献している。
受賞者は看護学分野における女性研究者のロールモデルとしてふさわしく、本学の看護学研究を今後さらに活性化できる女性研究者である。